
2026年の第37回日本緑内障学会で、森田眼科副院長の森田修医師が執刀した緑内障手術の成績を比較した研究が発表されました。比較したのは、プリザーフロマイクロシャント挿入術と線維柱帯切除術です。
学会発表の内容と、日頃の緑内障治療にどう関わるかを患者さん向けに紹介します。
この記事の要約
- 森田医師が執刀した二つの緑内障手術について、術後の眼圧と乱視の変化を比較した研究を学会で発表しました。
- プリザーフロマイクロシャントは森田眼科で日帰り手術に対応しています。線維柱帯切除術が必要な場合は、大学病院で執刀もしくは希望の施設にご紹介します。
- 手術が必要かどうかは、眼圧だけでなく、視野やOCTの経過を確認して判断します。
【目次】
学会では眼圧と術後の乱視を比較しました

プリザーフロマイクロシャント(以下、プリザーフロ)と線維柱帯切除術は、どちらも眼の中の水分を流す新しい通り道を作り、眼圧を下げる手術です。今回の研究では、手術後の眼圧に加え、乱視の変化を比較しました。
発表では、プリザーフロ群は術後の乱視の変化が小さく、線維柱帯切除術群はより低い眼圧に達する傾向が示されました。ただし、手術前の患者さんの状態は両群で異なります。この結果だけで、どちらかの手術がすべての方に優れているとは判断できません。
ご自身の眼に必要な治療を考えるために
緑内障では、眼圧の数字だけでなく、視野やOCTの変化を定期的に確認します。経過が落ち着いていれば、点眼治療を続けながら状態をみていきます。目標とする眼圧に達しない場合などには、レーザーや手術も選択肢になります。
今回の学会発表も、手術ごとの特徴を考えるための材料の一つです。実際の治療は、これまでの検査結果と診察をもとに選びます。
森田眼科では日帰り手術にも対応しています
森田眼科では、緑内障の定期診療から、適応に応じたレーザー・日帰り手術まで対応しています。手術には、iStent、線維柱帯切開術(谷戸式眼内ロトミー)、プリザーフロなどの選択肢があります。
今回の研究で比較したプリザーフロは森田眼科で日帰り手術に対応しています。一方、線維柱帯切除術が必要な場合は、大学病院で執刀もしくは適切な医療機関に紹介しています。
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よくある質問
眼圧が落ち着いていれば、検査は続けなくてもよいですか?
定期的な確認は必要です。眼圧に加え、視野やOCTの経過をみながら治療を続けます。検査の間隔は状態に応じて医師が判断します。
プリザーフロは誰でも日帰りで受けられますか?
森田眼科では日帰り手術に対応していますが、すべての方に適した手術ではありません。緑内障の状態や目標眼圧などを確認し、適応を判断します。
診察を予約すると、手術を受けることになりますか?
いいえ。まず現在の状態とこれまでの経過を確認します。手術が必要かどうかも含めて診察で相談します。
監修医師
森田 修(もりた しゅう)
森田眼科 副院長
医学博士 / 眼科専門医
順天堂大学浦安病院 眼科 外来医長
▶森田修医師の手術・研究・講演業績
視野の欠けや見えにくさがある場合、緑内障が原因となっていることがあります。
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