2023.03.30症状から探す

眼科専門医 森田修

「目がゴロゴロする」「目を刺すような痛み」といった目の表面に異物感や痛みを感じる際には、目に傷ができている場合や、目の炎症といった原因が考えられます。

その他、「目の奥の方がズキズキ痛む」「こめかみの方まで痛む」「目の痛みとともに頭痛もする」といった目の奥の痛みの症状を感じる場合もあります。

目が痛い

目の痛みでお困りの際は、一度眼科医師の診察を受けることをおすすめします。西川口駅徒歩4分の森田眼科では患者さんの状態に合わせて適切な治療やアドバイスが行えるよう、心がけております。

目の痛みとは

目の痛みの原因

目の痛みの原因には、以下の様々な要因が考えられます。

1.異物が目に入った

目にゴミやほこりなどの異物が入ることで目に痛みが生じます。
この時に目をこすってしまうと、さらに傷つける恐れがあるので、注意しましょう。
激しい痛みを感じる場合は、目に傷が付いている恐れがあります。眼科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。

2.目の表面に傷がついた

目に入ったゴミなどの異物やコンタクトレンズ、その他の外部からの刺激が原因で目の表面に傷がついてしますことで、痛みが生じます。またドライアイ(乾き目)でも傷ができます。放置すると感染を起こしたり、見えにくくなったりします。

3.紫外線による炎症

紫外線を長時間浴びることで目に炎症が起こると、目がヒリヒリするような痛みが伴います。雪の降る地域やスキー場などで、雪の反射で紫外線を浴びて炎症が起きることを雪目ともいいます。

4.コンタクトレンズが原因による痛み

コンタクトレンズが自分の目に合っていない場合や、コンタクトレンズで目に傷がついてしまった場合、レンズに汚れがあることなどで痛みが生じることがあります。
コンタクトレンズを装着する際には、眼科に受診したうえで適切なコンタクトレンズを処方してもらうことをおすすめします。

5.まぶたの腫れ

まぶたが腫れているなどが原因で、目の痛みが生じることもあります。まぶたを触ると痛みや異物感がある時には、ものもらいによる原因が考えられます。

6.角膜炎、細菌性角膜潰瘍

目の中でも、黒目の表面の組織を角膜といいます。この角膜には神経が多数通っているため、細菌などが感染してこの部位に炎症を起こしたりした時は強く痛みを感じます。

7.結膜炎

結膜とは、まぶたの裏側と白目(強膜)の表面にある薄い膜の部位のことを指します。
結膜炎とは、この部位がアレルギーや細菌、ウイルスによって、炎症を起こしている状態を指します。

更に、詳しくお読みになられてい方は、結膜炎をご覧ください。

8.ぶどう膜炎

ぶどう膜(虹彩、脈絡膜)と呼ばれる目の部位に炎症が起きることで痛みが生じます。
ぶどう膜には血管が多く通っているため、炎症が生じやすい箇所になります。

更に、詳しくお読みになられてい方は、ぶどう膜炎をご覧ください。

9.眼精疲労

眼精疲労は目の酷使によるものが多く、「目が疲れる」「目が充血する」「目の奥に痛みを感じる」「目が乾燥する」「視界がぼやける」といった症状が生じます。
慢性的に症状を感じることがある一方で、目の病気が原因で眼精疲労が引き起こされることもあります。

10.緑内障

緑内障とは、眼圧によって視神経が障害を受け、視野(見える範囲)が狭くなる病気です。
基本的に緑内障で目の痛みをいった症状を感じることは少ないですが、急性の緑内障では、激しい目の痛みが伴いますので注意が必要です。

11.ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)

ものもらいとは、まぶたが赤く腫れる病気になります。このうち細菌の感染によるものを麦粒腫(ばくりゅうしゅ)、硬いしこりができた物を霰粒腫(さんりゅうしゅ)と呼びます。
ものもらいが起きると、まぶたの腫れや痛み、かゆみといった症状が現れます。

更に、詳しくお読みになられてい方は、ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)をご覧ください。

目が痛む時の対処法

日頃の生活習慣から引き起こされることもあります。

例えば、スマートフォンやパソコンの長時間の使用による目の酷使であれば、目を休ませるようにします。また長時間のコンタクトレンズの装用が原因ということもあります。

装用時間は守るようにしてください。また目薬の使用で、目の感想を防ぐことで痛みが和らぐこともあります。

このように一過性のケースも多いですが、目の痛みが続く、目だけではなく頭痛の症状もあるいった場合には、上記で記載しましたような緑内障といった目の病気が原因であることが考えられます。

痛みは身体のサインになりますので、重大な病気の可能性も十分にございます。
痛みの症状が続く、普段の生活に支障が出るほど気になる際には、まずは当院までご相談ください。