
「緑内障は失明する病気だと聞いて、不安で仕方がない……」
「健康診断で緑内障の疑いと言われたが、自覚症状がなくて実感が湧かない」
「本当に今すぐ治療が必要なのか分からない」
こうしたお悩みは、当院の日常診療だけでなく、昨年(2025年5月)に開催された市民公開講座(順天堂大学医学部附属浦安病院)でも多く寄せられました。地域の方々を対象とし、150名以上の方々にご参加いただいた本講演では、「緑内障を正しく知り、適切なタイミングで治療を開始すること」の大切さを強くお伝えしました。
本記事では、講演でお話しした「一生見える喜びを守るためのポイント」を、川口市・西川口エリアの皆さまに向けて森田眼科副院長の森田医師(眼科専門医/医学博士)が要約・解説します。森田医師は現在も順天堂大学浦安病院外来医長と同大学病院の緑内障診療責任者を務めております。

川口市で緑内障の相談なら森田眼科へ。
150人以上が聴講した市民公開講座で解説した内容を基に、眼科専門医が緑内障の精密検査から点眼治療・日帰り手術まで解説します。西川口駅徒歩4分で蕨市や戸田市からも通院しやすい眼科です。
【目次】
- 緑内障とは?「静かなる視野泥棒」
- 緑内障の分類
- 緑内障の治療
- 森田眼科の緑内障アプローチ:早期発見から日帰り手術まで
- 川口市・西川口駅周辺で「緑内障の不安」がある方へ
- まとめ|地域活動として、これからも
- 森田眼科(川口市)の予約方法
本記事について
本記事は、順天堂大学医学部附属浦安病院 眼科にて開催された市民公開講座の内容を基に構成しています。
講演の目的は一貫して、
「緑内障を正しく知り、必要以上に恐れず、しかし軽視しない」
という点にありました。
【市民公開講座でお伝えした3つの要点】
1.緑内障は「視力」ではなく「視野」の病気である
2.日本人の約7割は眼圧が正常な「正常眼圧緑内障」である
3.最も重要なのは「早期発見・早期治療・治療継続」である
緑内障とは?「静かなる視野泥棒」
緑内障は「視力」ではなく「視野」の病気

緑内障は、
目から脳へ情報を伝える視神経(ケーブル)が障害され、視野(見える範囲)が徐々に欠けていく病気です。
1. 視力ではなく「視野」が欠ける恐ろしさ
講演で皆さまが最も驚かれたのは、「視野が半分近く欠けるまで、自覚症状が出にくい」という点です。「静かなる視野泥棒」と言われています。
- 人間の目は、片方の欠けをもう一方が無意識に補います。
- 脳が勝手に周囲の景色に合わせて「欠損部分」を合成(補正)してしまいます。
- 痛みや赤みもありません。
2. 日本人に多い「正常眼圧緑内障」
講演で特に強調した事実です。
- 40歳以上の約5%(20人に1人)が緑内障
- 日本人の緑内障の約7割は正常眼圧緑内障
- 眼圧が正常でも視神経が弱いと発症する
つまり、「眼圧が高くないから安心」とは言えません。川口市にお住まいの方にとっても、決して他人事ではありません。だからこそ、自覚症状がなくても一度検査に訪れて下さい。
3.なぜ緑内障は気づきにくいのか
緑内障は、何十年もかけてゆっくり進行します。
- 脳が欠けた視野を自然に補正する
- 後期になるまで日常生活で困りにくい
- 視力検査では異常が出にくい
そして最も重要なのは、一度失われた視野は回復しないという事実です。
緑内障の分類
【原発緑内障】

- 正常眼圧緑内障(最も多い)
- 原発開放隅角緑内障
- 原発閉塞隅角緑内障
【続発緑内障】
他の眼の病気・全身疾患・薬剤(ステロイドなど)が原因。
【小児緑内障】
先天的・小児期に発症。
👉 原因・タイプによって治療方針は大きく異なります。
緑内障の治療
治療の考え方
治療のゴールは「これ以上悪くならないこと」
講演で繰り返しお伝えした結論です。
- 視神経を元に戻す治療はない
- 進行を止める・遅らせることが目標
- 現在、確立している方法は眼圧を下げること
そして、目標となる眼圧は「一人ひとり違う」ため、状況に応じた個別化治療が必要です。
眼圧が正常範囲でも、その人の視神経にとっては高い場合があります。
進行度・年齢・視神経の状態を考慮し、個別に目標眼圧を設定します。
緑内障の治療法
点眼治療:治療の第一選択。継続が最重要です。
レーザー治療(SLT):初期治療で特に有効で、点眼治療と並行して行います。
手術治療:低侵襲緑内障手術(MIGS)から線維柱帯切除術・チューブシャント手術まで、病状に応じた選択を行います。
日常生活で気をつけること
- 血圧(高すぎても低すぎても注意)
- 睡眠時無呼吸症候群:いびき症状がある方は内科に相談
- 適度な有酸素運動
- 禁煙
- バランスの良い食事
👉 治療継続+生活習慣の見直しが重要です。
森田眼科の緑内障アプローチ:早期発見から日帰り手術まで
講演でお話しした考え方を、日常診療として森田眼科でも実践しています。OCT検査も導入しており、「自覚症状が出る数年前」の極初期の変化を捉えます。副院長の森田医師は大学病院で緑内障専門外来を担当しておりますが、院長の小田医師も川口地域の眼科医療に25年以上も従事しており、川口市の学校医を務めております。両医師とも眼科専門医で、丁寧な説明を心がけています。
治療のゴール:これ以上悪くしないこと
失われた視野は元には戻りません。だからこそ「現状維持」が最大の目標です。
- 点眼治療:一人ひとりの生活習慣に合わせた無理のない点眼指導。
- レーザー治療(SLT):目詰まりを解消し、点眼の負担を軽減。
- 日帰り手術(年間266件の緑内障手術実績):
当院では、低侵襲緑内障手術(MIGS)から難症例への対応まで幅広く実施しています。副院長の森田修(医学博士・専門医)を中心に、安全性を重視した手術体制を整えています。
川口市・西川口駅周辺で「緑内障の不安」がある方へ

緑内障治療は、長い年月をかけて通院を続ける必要があります。そのためには「通いやすさ」と「医師への信頼」が不可欠です。
- 専門医2名体制:院長(小田典子)と副院長(森田修)の眼科専門医2名が、診察します。
- 抜群のアクセス:西川口駅西口から徒歩4分で駐輪場や駐車場も完備しております。蕨市・戸田市・南鳩ヶ谷からも車や電車でアクセス良好です。
- 手術実績:白内障手術との同時手術も積極的に行い、患者様のQOL向上に貢献しています(年間手術総数886件)。
まとめ|地域活動として、これからも
150名の方にご参加いただいた市民講演で、私が最もお伝えしたかったのは、「40歳を過ぎたら、症状がなくても一度は眼科検診を受けてほしい」ということです。
森田眼科は、川口市の地域医療を支えて25年以上。地域に根ざした温かと大学病院医師の知識と技術で、あなたの「大切な視野」を一生守るパートナーでありたいと考えています。今後もこうした市民向け啓発活動に継続的に取り組みながら、日常診療では森田眼科として、川口市の皆さまの眼のお困り事に向き合っていきます。
森田眼科(川口市)の予約方法
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