視神経乳頭陥凹拡大の原因である緑内障のイラスト|川口市・森田眼科
「視神経乳頭陥凹拡大」は緑内障のサインです。

川口市西川口駅の森田眼科です。
当院には川口市をはじめ、蕨市(蕨駅)・戸田市・南鳩ヶ谷などから多くの患者さんが来院されています。

副院長の森田修医師(眼科専門医・医学博士)は、2024年に白内障629件/緑内障266件/硝子体103件(合計886件)の手術を執刀し、現在も順天堂大学浦安病院では緑内障診療責任者として多くの難症例を診療し、講演や学会発表も行っています。

健康診断で、「視神経乳頭陥凹拡大(ししんけいにゅうとうかんおうかくだい)」と言われて不安になっていませんか?これらは緑内障の疑いとして最も多い所見です。今回は、川口市で相談が増えている視神経乳頭陥凹拡大と、受けるべき精密検査について、緑内障の専門医が分かりやすく解説します。

川口市でも増えている「視神経乳頭陥凹拡大(緑内障疑い)」の相談

健康診断で最も見つかる「緑内障のサイン」

川口市・蕨市・戸田市では、職場健診や市の健診で眼底写真を撮影する機会が増え、「要精密検査:視神経乳頭陥凹拡大」と書かれた結果を持参される方が多く来院されています。

視神経乳頭陥凹拡大とは?

目の奥にある「視神経乳頭」は中央が少しへこんでいますが、このへこみ(陥凹)が通常よりも大きい状態を指します。これは、眼圧などの影響で視神経が押されて薄くなっている可能性(=緑内障)を示唆しています。

  • 40代〜60代に多い:働き盛りの世代で偶然見つかることが多いです。
  • 自覚症状ゼロ:初期〜中期では「見えにくい」などの症状は全くありません。

「自覚症状がない」からこそ危険

・視野欠損は進行するまで自覚できない
・悪化して気づいた時には治療が難しい
・失われた視野を取り戻す治療はない
緑内障は「沈黙の病気」と呼ばれ、ゆっくりと視野を奪っていきます。そして、失った視野を取り戻すことはできません。一方で早期の段階から治療を始めれば、生涯視力を守れる可能性が高い疾患でもあります。

視神経乳頭陥凹拡大の原因・検査・治療(SLTにも対応)

川口市の森田眼科|緑内障専門医・森田修医師がOCTで視神経乳頭陥凹を評価
大学病院で緑内障チーフを務めている専門医が、診断します。

なぜ “陥凹拡大” が起きる?

視神経はものを見た情報を伝える“大事なケーブル”です。緑内障では、この視神経が少しずつ圧迫されて、中央のくぼみ(視神経乳頭陥凹)が広がることで異常が分かります。

日本人の8割は眼圧が正常でも進行する「正常眼圧緑内障」であるため眼圧が正常=安全ではない点に注意が必要です。

視神経乳陥凹拡大の検査

当院では、大学病院でも採用されている機器を導入しています。

  1. OCT(光干渉断層計)
    眼底写真では分からない「視神経の厚み」を解析します。これにより、「本当に緑内障で神経が減っているのか」を明確に区別します。
  2. 眼圧検査:緑内障の進行リスクを評価します。
  3. 視野検査:見えている範囲に欠けがないかを確認します。

森田眼科の緑内障治療:点眼やSLTから手術まで


緑内障と診断されても、すぐに手術が必要なわけではありません。早期発見であれば、負担の少ない治療で進行を食い止めることができます。

  1. 点眼治療
    まずは目薬で眼圧を下げ、視神経への負担を減らします。
  2. SLTレーザー(選択的レーザー線維柱帯形成術)
    当院では、初期治療導入や点眼薬の副作用が気になる方、点眼回数を減らしたい方に「選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)」を積極的に提案しています。痛みはほとんどなく、外来で数分で終了する安全な治療です。
  3. 手術

点眼やレーザーでも目標となる眼圧を達成できない場合や視野欠損が進行する場合には手術を考慮します。当院では低侵襲緑内障手術(MIGS)であるiStent inject Wから低侵襲濾過手術(MIBS)であるPreserflo MicroShunt (プリザーフロマイクロマイクロ)まで日帰り手術で対応可能です。

森田眼科の緑内障診療の強み

1. 大学病院の緑内障チーフ(責任者)による診察
当院副院長:森田医師は現役で順天堂大学浦安病院の「緑内障診療チーフ」と外来医長を務めております。学会発表や論文執筆も行っており、最新の知見に基づいた診断を提供します。

2. 大学病院でも採用されている設備
「緑内障の疑い」を正確に診断するには、高度な機器と、画像を読み解く専門医の目が必要です。当院では、地域のクリニックでありながら大学病院と同等の機器を導入しています。

3. 「早期発見と管理」を重視
森田医師は年間266件の緑内障手術実績がありますが、今回のテーマである検診異常の方に対しては、まずは点眼やSLT(レーザー)を中心とした「手術しない治療」で、長期的に視力を守ることを最優先に考えます。

まずは精密検査で現在の状態を確認しましょう

森田眼科のアクセス(川口市・西川口駅)

JR京浜東北線「西川口駅」東口より徒歩4分です。駐車場も完備しており、バリアフリー設計のクリニックです。
緑内障は定期的な通院が必要になるため、蕨市・戸田市・南鳩ヶ谷からも通いやすい当院は、治療継続に最適な環境です。

詳しくはこちら:https://morita-ganka.com/access/#anc02

まとめ

健康診断で「視神経乳頭陥凹拡大」と言われたら、それは緑内障の早期発見のチャンスです。放置せずに精密検査を受けることが、将来の「見える喜び」を守ることにつながります。川口市で緑内障の治療ができる眼科をお探しの方は、森田眼科へご相談ください

森田眼科では、大学病院で緑内障診療を行う専門医が、OCTなどを用いて正確に診断し、患者様のライフスタイルに合わせた最適な治療(点眼・SLTなど)をご提案します。。まずは健診結果を持って、お気軽にご相談ください。

【こちらも合わせてご参照ください】

・緑内障について:https://morita-ganka.com/glaucoma/

・白内障について:https://morita-ganka.com/cataract/