眼科専門医 森田 修

白内障イメージ

日本では白内障で失明する確率は僅かですが、世界全体では失明原因のトップです。
白内障は放置しておくと進行していく病気で、合併症を引き起こす可能性が高まりますので手術が必要です。
日本でも加齢とともに80代以上の人には、ほぼ100%発症するといわれ、発症を防ぐことができない病気ですが、白内障の原因である、濁った水晶体を人工レンズに差し替える手術を受けることで、根本的に改善します。
自覚症状を感じられたら、西川口駅徒歩4分で蕨駅からのアクセスも良好な森田眼科にご相談ください。

アクセス

白内障とは

人の目のつくりはカメラと似ており、カメラのレンズに当たる部分が水晶体です。
水晶体は、外から目の中に入ってくる光を集め、ピントを合わせる働きをしています。
白内障は、この水晶体が白く濁る病気です。透明な水晶体は光を十分に通しますが、レンズの役割を担う水晶体が濁って光が通しづらくなることで、目が見えづらくなってしまいます。また白内障を放置すると合併症を引き起こす可能性が高まります。

白内障の初期症状 ~こんな場合はご相談ください~

正常な眼と白内障の眼

白内障の初期症状は下記になります。
このような症状を感じる際には森田眼科までご相談ください。

  • 目がかすむ、白っぽくなる
  • 視力が低下してきた、見えにくい
  • 光がまぶしく感じる、明るいところで見えにくい
  • 視界が暗くなる
  • ものの輪郭が二重三重に重なってみえる

ただし、痛みなどの症状がないために気が付いた時には症状が進んでいることも少なくありません。

年齢と共に誰でも発症しうる病気であるため、視界がかすむ、以前より見えにくくなった、と感じる方、または健康診断や他院で白内障と診断された方、手術を検討している方は、当院までご相談ください。

白内障の原因

白内障の原因で最も多いのは、加齢によるものです。
年齢を重ねると水晶体に濁りが生じてくるため、誰でも白内障を発症する可能性があります。
その他の白内障の原因としては、糖尿病やアトピーといった別の病気と併発して起こることや、薬の副作用などによって白内障が起きる例もあります。

白内障の治療

白内障の治療は、以下の2種類あります。

①点眼薬による進行抑制

白内障の症状が軽度で、日常生活に影響が出ない程度であれば、点眼薬による治療を行います。白内障は薬では目が見えやすくなるなどの症状の改善することはできませんが、進行を遅らせることは可能です。
白内障の進行を遅らせる薬(国からの許可を得た薬)は医師による処方が必要になるため、眼科を受診ください。

②白内障手術による治療

白内障が進行し日常生活に支障が出る場合には、薬では改善できないため、濁った水晶体をきれいな人工のレンズと交換するための手術(白内障手術)が必要になります。
目の手術となると不安に感じる方も少なくないかと思いますが、白内障は誰でも起こり得る病気であり、白内障手術は国内でも年間10万件以上実施されている手術になります。
近年は医療技術の発展もあり、日帰りで手術が可能になりました。
当院でも日帰りで患者様の負担を少なく手術が可能です。

白内障手術が適応となる場合
白内障の眼

白内障手術が適応となる方の症状は以下の通りです。

  • 白内障の症状が進行し、日常生活に支障をきたす場合
  • 目の中の様子が水晶体の濁りによって確認できず、他の目の病気を発見できない場合

症状が進行し、普段の生活やお仕事などで見え方に不自由を感じるようになりましたら手術の検討が必要になります。
視力がいくつになったら手術を行わなければならないといった明確な基準はありません。
不便に感じる時期や生活に必要な視力は、患者様のライフスタイルや職業によって異なりますので、手術時期の決定は最終的にご自身による判断になります。

目が見えづらく、車の運転に不安を覚えるなど、生活に不自由を感じるようになりましたら眼科医にご相談ください。

日帰り白内障手術