埼玉県で多焦点眼内レンズを検討する方に向けた白内障手術と眼内レンズ選びの案内

多焦点眼内レンズを検討中の方へ

白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに「眼内レンズ」を挿入します。
この眼内レンズ選びは、術後の見え方や生活に大きく関わります。

多焦点眼内レンズは、遠方・中間・近方など、複数の距離の見え方を補うことを目的とした眼内レンズです。日常生活で眼鏡を使う頻度を減らせる可能性があり、白内障手術後の生活をより快適にしたい方にとって、有力な選択肢の一つです。

森田眼科では、「値段の高い眼内レンズを一律にすすめる」のではなく、目の状態と生活スタイルに基づいて、一人一人に最適な眼内レンズをご提案しています。

当院は西川口駅東口から徒歩4分にあり、川口市内だけでなく、蕨市・戸田市・さいたま市からもご相談いただきやすい立地です。

白内障手術全体の流れや費用、術後フォローについて詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。

森田眼科の日帰り白内障手術についてはこちら

レンズ選びで迷っている段階でも問題ありません。
まずは「多焦点眼内レンズが向いている目かどうか」を確認することが大切です。お気軽にご相談下さい。

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【目次】

多焦点眼内レンズとは

多焦点眼内レンズとは、複数の距離にピント領域を持つよう設計された人工レンズです。

単焦点眼内レンズが「一定距離の見え方に特化」するのに対し、多焦点眼内レンズは「遠方・中間・近方など、複数の距離を見やすくすること」を目指したレンズです。

たとえば、遠くの景色、テレビ、パソコン、スマートフォン、読書など、日常生活ではさまざまな距離を見る必要があります。多焦点眼内レンズは、こうした複数の距離に対応し、眼鏡を使う頻度を減らせる可能性があります。

ただし、完全に眼鏡が不要になることを保証するものではありません。
細かい文字を長時間読む場合、暗い場所で見る場合、夜間運転をする場合などには、眼鏡を使用した方が快適なことがあります。

また、多焦点眼内レンズでは、手術後の見え方に慣れるまで時間がかかる場合があります。術後すぐにすべての見え方が完成するわけではなく、一定期間かけて見え方に慣れていくことがあります。

単焦点レンズと多焦点レンズの違い

項目単焦点眼内レンズ多焦点眼内レンズ
ピント一定距離にピントを合わせる複数距離にピント領域を持つ
見え方の質ピントが合う距離ではシャープに見えやすい複数距離をバランスよく見ることを目指す
眼鏡ピントを合わせた距離以外では必要になりやすい眼鏡使用頻度を減らせる可能性がある
注意点見える距離が限定されるハロー・グレア、まぶしさ、コントラスト低下を感じることがある

どちらが優れているというよりも、目の状態と生活スタイルに合うかどうかが重要です。

眼内レンズの基本について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

眼内レンズについて詳しくはこちら

選定療養とは

単焦点眼内レンズを使用する白内障手術では、手術代金と眼内レンズ代を含めて保険診療の対象になります。一方、多焦点眼内レンズを使用する場合には、主に「選定療養」と「完全自由診療」の2つの費用体系があります。

選定療養では、白内障手術そのものに関わる手術代金は保険診療として扱われ、多焦点眼内レンズを選択することによる追加のレンズ代が自己負担になります。これに対して、完全自由診療では、手術代金と多焦点眼内レンズ代の両方が自己負担になります。

レンズの種類手術代金レンズ代費用体系
単焦点眼内レンズ保険診療保険診療に含まれる保険診療
多焦点眼内レンズ
:選定療養
保険診療自己負担保険診療
+眼内レンズ代金
多焦点眼内レンズ
:完全自由診療
自己負担自己負担全額自己負担

森田眼科では、国内で承認され、選定療養として使用できる多焦点眼内レンズを採用しています。

完全自由診療の認可外眼内レンズや海外輸入レンズも存在しますが、当院では完全自由診療となる海外輸入の多焦点眼内レンズは採用していません。その理由は、費用、適応、リスク、術後フォローを明確にし、患者さんが納得して選択しやすい体制を大切にしているためです。

多焦点眼内レンズは、種類が多ければ多いほど良いというものではありません。
大切なのは、患者さんの目の状態と生活スタイルに合うかどうかです。

森田眼科で取り扱う多焦点眼内レンズ

森田眼科では、多焦点眼内レンズを28万円(税込)からご用意しています。

ただし、価格だけでレンズを選ぶのではなく、目の状態、生活スタイル、運転の有無、近方作業の頻度、見え方への希望などを確認したうえで、適している可能性のあるレンズをご提案します。

価格はすべて税込、片眼あたりの選定療養費です。
通常の白内障手術にかかる保険診療分とは別料金です。

Gemetric、PanOptix Pro、Vivityの特徴と料金を比較した森田眼科の眼内レンズ一覧

Vivinex Gemetric

Gemetricは、遠方・中間・近方の見え方を目指すレンズで、日常生活での眼鏡使用頻度を減らしたい方に候補となります。特に、遠く・約80cm・約40cmといった複数距離の見え方をバランスよく考えたい方に向いています。

一方で、多焦点眼内レンズである以上、夜間の光のにじみ、まぶしさ、ハロー・グレア、コントラスト低下を感じることがあります。見え方の希望や夜間運転の有無を確認したうえで適応を判断します。

Clareon PanOptix Pro

PanOptix Proは、3焦点多焦点眼内レンズの上位選択肢です。

遠方・中間・近方の見え方を目指す3焦点レンズでありながら、光のロスや散乱を抑え、ハロー・グレアやコントラストにより配慮した設計です。日常生活での眼鏡の使用頻度を減らしたい方で、見え方の質や夜間の光のにじみ、コントラスト、中間距離の見え方により配慮したい方では、PanOptix Proが候補になります。

費用はGemetricより高くなりますが、その分、光学設計の面で見え方の質に配慮されたレンズとして位置づけています。

ただし、PanOptix Proであってもハロー・グレアが完全になくなるわけではありません。多焦点眼内レンズ特有の見え方について、事前に理解したうえで選択することが大切です。

Clareon Vivity

Vivityは、焦点深度拡張型、いわゆるEDOFタイプの眼内レンズです。

3焦点レンズとは異なり、遠方から中間距離の自然な見え方や、ハロー・グレアへの配慮を重視したタイプです。

夜間運転がある方、多焦点眼内レンズを検討したいが光のにじみやまぶしさをできるだけ抑えたい方では、Vivityが候補になります。

一方で、近方の見え方は3焦点レンズより弱く、読書、スマートフォン、小さい文字を見る場面では眼鏡が必要になります。

そのため、Vivityは「遠方から中間距離を重視し、夜間運転にも配慮したい方」に検討しやすいレンズです。

生活スタイルに合わせたレンズ選び

多焦点眼内レンズは、レンズの特徴だけで選ぶものではありません。
運転の有無、夜間運転の頻度、パソコン作業、読書やスマートフォンを見る時間、眼鏡への考え方、見え方へのこだわりなどによって、候補となるレンズは変わります。

森田眼科では、目の状態と生活スタイルを確認したうえで、最適なレンズをご提案します。

たとえば、標準的な3焦点多焦点眼内レンズとしてGemetricを検討し、見え方の質やハロー・グレア、コントラストにより配慮したい場合にはPanOptix Proを候補にします。
一方で、夜間運転が多く、光のにじみやまぶしさをできるだけ抑えたい場合には、Vivityを検討します。

ただし、どの多焦点眼内レンズであっても、細かい文字を読む場面や暗い場所では眼鏡が必要になります。

埼玉県川口市の森田眼科の眼内レンズ選びのフォローチャート

多焦点眼内レンズを慎重に検討した方がよい方

多焦点眼内レンズは、白内障手術後の眼鏡使用頻度を減らせる可能性がある一方で、万能レンズではありません。

以下に該当する方は、多焦点眼内レンズを慎重に検討した方がよい場合があります。

慎重に検討した方がよい方理由
眼鏡を完全に使いたくない方多焦点眼内レンズでも眼鏡が必要になる場合があります
ハロー・グレアを絶対に避けたい方夜間の光のにじみやまぶしさを感じることがあります
見え方に強いこだわりがある方コントラストや細かな見え方に違和感が出る場合があります
神経質な方多焦点特有の見え方に慣れるまで負担を感じやすい場合があります
75歳以上の方見え方への慣れに時間がかかる場合があり、慎重な判断が必要です
夜間運転が多い方光のにじみが運転時に気になることがあります
他に目の病気がある方見え方の質に影響します
レンズの性能を発揮しにくいです

大切なのは「値段の高いレンズを選ぶこと」ではなく、「その方の目と生活に合ったレンズを選ぶこと」です。

森田眼科の特徴

埼玉県川口市の森田眼科の副院長森田修医師。白内障手術を執刀している写真。

森田眼科の多焦点眼内レンズ選びの特徴は、地域密着の温かさと、白内障・緑内障・網膜疾患の手術にまで対応した専門性の両立です。

多焦点眼内レンズの適応判断では、白内障だけを見ればよいわけではありません。
緑内障がある場合は視野やコントラスト感度、網膜疾患がある場合は黄斑部の状態、角膜に乱視や不正乱視がある場合は見え方の質に影響します。

そのため、多焦点眼内レンズは、レンズの種類だけで決めるものではありません。
緑内障、網膜疾患、角膜の状態、乱視の種類、ドライアイの有無などを含めて、目全体の状態を評価したうえで選択することが大切です。

森田眼科では、以下の点を重視しています。

  • 白内障手術だけでなく、緑内障・網膜硝子体疾患も含めた総合的な評価
  • 目全体の機能評価に基づく眼内レンズ選択
  • 高額なレンズを一律にすすめない
  • 国内承認・選定療養レンズを中心とした明確な費用設定
  • 手術説明を動画で確認できる体制
  • 術後フォローまで含めた一貫したサポート

森田眼科では、白内障手術の内容や注意点について、動画でも確認できるようにしています。
手術前後に、患者さんやご家族がいつでも内容を振り返ることができるため、説明内容を忘れてしまった場合にも確認しやすい体制を整えています。

副院長・森田修医師は、白内障・緑内障・網膜硝子体疾患を中心に、手術・学会発表・論文執筆に携わっており、年間約900件の手術を執刀しています。

森田医師の手術・研究・執筆業績一覧

白内障手術・術後フォロー

多焦点眼内レンズを検討するうえでは、レンズの種類や費用だけでなく、白内障手術そのものの流れや術後フォローも重要です。

多焦点眼内レンズは、レンズの性能だけで結果が決まるものではありません。
術前の目の状態、生活スタイル、術後の見え方への理解が重要です。

手術前には、白内障手術の内容や注意点を動画でも確認できる体制を整えています。説明を聞いた直後は理解できていても、ご自宅に帰ると細かい点を忘れてしまうことがあります。動画で確認できることで、患者さんご本人だけでなく、ご家族も手術内容や術後の注意点を振り返りやすくなります。

術後は、視力、炎症、眼圧、眼内レンズの位置、角膜や網膜の状態などを確認しながら経過を見ていきます。

白内障手術の詳しい流れ、費用、術後の注意点については、以下のページで解説しています。

白内障手術の流れ・費用・術後フォローはこちら

よくある質問

Q1. 多焦点眼内レンズにすれば眼鏡は不要になりますか?

完全に眼鏡が不要になるとは限りません。
多焦点眼内レンズは、眼鏡使用頻度を減らせる可能性がありますが、細かい文字を読むとき、暗い場所で見るとき、夜間運転をするときなどには、眼鏡を使った方が快適な場合があります。

Q2. 森田眼科ではどの多焦点眼内レンズを取り扱っていますか?

森田眼科では、Vivinex Gemetric、Clareon PanOptix Pro、Clareon Vivityを取り扱っています。

Gemetricは標準的な3焦点多焦点眼内レンズ、PanOptix Proは光のロスやハロー・グレア、コントラストにより配慮した3焦点の上位選択肢、Vivityは夜間運転や自然な見え方に配慮した焦点深度拡張型のレンズとして検討します。

Q3. 多焦点眼内レンズの費用はいくらですか?

森田眼科では、多焦点眼内レンズを片眼28万円(税込)からご用意しています。

Gemetricは通常28万円、乱視用31万円、Vivityは通常30万円、乱視用33万円、PanOptix Proは通常32万円、乱視用35万円です。

通常の白内障手術にかかる保険診療分とは別に、選定療養費が必要です。

Q4. Gemetric、PanOptix Pro、Vivityはどう使い分けますか?

Gemetricは、遠方・中間・近方を目指す標準的な3焦点多焦点眼内レンズとして検討します。
PanOptix Proは、3焦点の特性を保ちながら、光のロス、ハロー・グレア、コントラストにより配慮したい方に候補となります。
Vivityは、夜間運転や自然な見え方を重視し、近方は眼鏡併用も許容できる方に候補となります。

Q5. 緑内障や網膜疾患があっても多焦点眼内レンズは使えますか?

緑内障や網膜疾患がある場合は、慎重な判断が必要です。
多焦点眼内レンズはコントラスト感度や見え方の質に影響することがあるため、進行した緑内障、黄斑疾患、網膜疾患がある方では、単焦点眼内レンズの方が適している場合があります。

森田眼科では、白内障だけでなく、緑内障・網膜疾患・角膜状態も含めて総合的に評価します。

まとめ・アクセス・予約

多焦点眼内レンズは、白内障手術後の眼鏡使用頻度を減らせる可能性があります。
一方で、すべての方に向いているわけではなく、最も重要なのは「適応判断」です。

森田眼科では、Gemetric、PanOptix Pro、Vivityなど、国内で承認された選定療養レンズを採用し、目の状態と生活スタイルに基づいて眼内レンズを選択しています。

費用は片眼28万円(税込)からです。
価格だけで選ぶのではなく、目の状態や見え方への希望などを総合的に確認したうえで、適しているレンズをご提案します。
白内障手術ページを見る


【アクセス】

川口市西川口駅東口徒歩4分の森田眼科外観
川口市西川口駅徒歩4分 森田眼科


JR京浜東北線「西川口駅」東口より徒歩4分です。
川口市はもちろん、蕨市や戸田市、さいたま市からもアクセス良好です。

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監修医師

森田 修(もりた しゅう)
森田眼科 副院長
医学博士 / 眼科専門医
順天堂大学浦安病院 眼科 外来医長

これらの症状は白内障が原因となっている場合があります。
詳しくは白内障手術のページをご覧ください